日米首脳会談

トランプ対策、3重布陣 日米首脳会談 河野外相・谷内氏も 「米朝」直前、譲歩にクギ刺し

拉致問題

 首脳会談では、首相はトランプ氏に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長から、非核化に向けた具体的行動を引き出すための助言も行う。その上で、北朝鮮に対話の見返りを与えるタイミングを誤ってはならないと念押しする。

 「見返りのタイミングを間違えれば、同じ過ちを繰り返すことになる」

 首相は5月11日の民放番組でこう述べ、北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を取る前の制裁解除や支援を行うべきではないとの考えを示した。また、トランプ氏もその認識を共有していると語っていた。

 しかし、最近のトランプ氏は北朝鮮への経済支援に関する言及を続けている。「北朝鮮の隣国である日本、韓国、中国が支援するだろう」と日本の名まで挙げ始めている。

 首相をはじめ日本側はトランプ氏に対し、核・ミサイル問題だけでなく日本人拉致問題が解決し、日朝間の国交が正常化された後に経済支援を行う-との順序を繰り返し説明してきた。

 だが、トランプ氏の頭に深く浸透したとはいえず、警戒を強めている。

 首相は拉致問題についても、トランプ氏に米朝首脳会談で取り上げることを改めて求め、金氏が「拉致は解決済み」と発言しても、うのみにしないよう念押しするとみられる。

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