弘法大師真筆の「和韻詩」? 拓本発見…和歌山・高野山大学密教文化研 

 今回の拓本は、天皇や仏様に関する単語の上に「欠字」と呼ばれるスペースを空けて礼儀を示した点など、空海の書の特徴をよく表しているという。また、「弘法も筆の誤り」を思わせるような不要な字もみられ、大柴氏は、下書きをしなかったという空海の逸話を示す詩ともみている。

 四天王寺大学の図書館内で3月、古典籍を所蔵する「恩(おん)頼(らい)堂文庫」を調査した際に発見したという大柴氏。「3つの書体(楷・行・草)を自在に使いこなしているなど、書としての出来栄えもすばらしい。きっと原本がどこかに眠っているはずだ」と話している。

会員限定記事会員サービス詳細