女性サウナの不思議な世界を描く 異色の漫画「湯遊ワンダーランド」 

 同作の主人公は、まんしゅうさん自身だ。物語は、悪夢に悩まされる日々を送るまんしゅうさんが、弟から「サウナに行って汗をかけ」と助言を受け、銭湯に通い始めるところから始まる。だが、そこにはサウナを牛耳る「ヌシ(主)」が待ち受けていて…。

 「現実の私も、ヌシからの洗礼を受けました。今振り返れば、私がサウナのルールを知らずに入浴していたからなのですが、当時は『もう二度と来ない!』と思いましたね」

今は週4回ペースに

 後味の悪いヌシとの出会い。だが、銭湯に行った後の爽快感は決して悪いものではなかった。意を決して再訪し、もう一度サウナに入ると、今度は「(マットなど)何かを敷け」と忠告された。

 そこからは入浴法やお薦めのサウナを教えてもらうなど、ヌシとの交流を深めたまんしゅうさん。週4回のペースで通う現在は、「サウナにいるおばちゃんたちとしゃべるのが大好き」だという。

 「ちゃんとマナーを守っていれば、おばちゃんは何もいいませんよ。むしろ、面白い話をたくさんしてくれます」

 女性サウナ室で交わされるこれらの会話や、そこに出入りする興味深い人たちの生態は、漫画のネタにもなると考えたまんしゅうさん。何より自分はサウナが好きだし、きっとすらすら描けるだろう-。こう考え、「湯遊白書」の連載を平成28年10月から始めた。

 「甘かったですね。(担当編集者から)ダメ出しされる日々を送っています…」