【アジア風雲録】岡山・美作市が公共施設にホー・チ・ミン像 在日ベトナム人ら反発、撤去求める(3/4ページ) - 産経ニュース

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アジア風雲録

岡山・美作市が公共施設にホー・チ・ミン像 在日ベトナム人ら反発、撤去求める

 請願書ではホー・チ・ミンについて、同市が郷土出身だとする剣豪、宮本武蔵を引き合いに「武蔵とはかけ離れた独裁者」とし、暴力と残虐な手段でベトナムに共産主義政権を作ったと批判。「数え切れないボートピープル発生の惨状は、日本でも多く批判的に報道されてきた」「今日の日本とベトナムの協力関係の進展はホー・チ・ミンとは無関係」だとして撤去を求めている。

 こうした騒動に外務省は「外交上贈答する記念品などの詳細については個別のケースによる」(儀典官室)としながらも、美作市のような事例は「聞いたことがない」(南東アジア第一課)としている。

「ベトナム頼み」の美作市の事情

 ホー・チ・ミンの誕生日とされる今年5月19日には、像のある同センターで在大阪ベトナム総領事館主催による生誕記念式典が開かれた。

 式典ではベトナム国歌の斉唱に続き、ヴ・トアン・ハイ在大阪ベトナム総領事が「(この式典は)主席の思想と(主席が)人類発展に貢献したことへの感謝だけでなく、(今年の)日越国交樹立45周年記念活動の意味もある」とあいさつ。

 萩原市長も出席し、「(主席は)世界で敬愛を集めるすばらしい英傑。(像の設置が)友好関係の発展につながると確信している」と述べ、ベトナムからの観光客増加に期待を寄せ、ヴ総領事らとともにホー・チ・ミン像に香を手向け、合掌した。