米朝首脳会談

対北政策でポンペオ国務長官とボルトン補佐官が確執か

 関係筋の一人は、米政権の対北朝鮮政策は「ポンペオ氏とマティス国防長官の主導で策定されている」と語るなど、北朝鮮問題での「ボルトン外し」を指摘する声は少なくない。

 実際、マティス氏も「北朝鮮問題の解決は現在、外交官たちに委ねられている」と繰り返し強調。ボルトン氏は元国務省高官であるものの現在は外交官ではないため、マティス氏の発言を対北交渉でのボルトン氏の重要度の低下の傍証とみる向きもある。

 一方、ホワイトハウス高官は産経新聞に「ボルトン氏とポンペオ氏は強力な仕事上の関係を築いている」とした上で「ポンペオ氏は大統領の下で首脳会談(の準備)を進め、ボルトン氏は大統領に安全保障上の選択肢を提供するためポンペオ氏と緊密に仕事に取り組んでいる」と強調し、確執説を否定した。

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