神戸市教委いじめメモ隠蔽、「腹くくって」指示発覚後もあきれた対応、遺族「裏切られた」 

 学校内の事故・事件や事後対応に詳しい愛媛大の小佐井良太教授(法社会学)のは「学校は情報をありのまま開示すべきで、今回の市教委の対応はいじめ防止対策推進法の趣旨から完全に逸脱している。職員1人の指示だったとしても、誤った判断がなされた組織的責任は重い。生徒の死に向き合わず、学校の不祥事として隠そうとする意識が教育現場に残っており、非常に残念だ。被害者に寄り添わず、保身に走る姿勢は日本大アメリカンフットボール部の問題にも通じる」と話した

     ◇

 【用語解説】神戸中3女子自殺問題

 平成28年10月6日、神戸市垂水区の川で市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が倒れているのが見つかった。橋から首をつって自殺したとみられ、遺書のようなメモが見つかったが、いじめをほのめかすような内容はなかったとされる。遺族から「いじめが原因ではないか」との指摘を受け、市教委は同月20日に第三者委員会を設置。第三者委は29年8月、いじめを認定した一方、自殺との因果関係は不明とする報告書をまとめた。

▼【関連ニュース】神戸の中3自殺、「腹くくって」と校長にメモ隠蔽指示

会員限定記事会員サービス詳細