神戸市教委いじめメモ隠蔽、「腹くくって」指示発覚後もあきれた対応、遺族「裏切られた」 

 メモが見つかったことを受け、久元喜造市長は今年4月26日、「市教委の一連の対応に不適切な点があった」と遺族側に謝罪。市教委とは別に、独自の再調査委員会を立ち上げる方針を明らかにした。

今なお不明な点多く

 長田淳教育長は今月3日の記者会見で「一連の対応は不適切であり、許されない」と謝罪しつつも、同主事の独断で「組織的な隠蔽ではない」と釈明した。

 ただ、まだ不明な点は多い。前校長への聞き取りに同席した職員は「明確な記憶はない」と回答している上、同主事は健康上の理由で自宅療養中で、詳細な聴取が困難な状況だ。

 遺族の母親は「第三者委の窓口となっていた担当者が隠蔽を指示していたということに、裏切られたという気持ちを禁じ得ない。いじめの事実を隠そうとする学校や市教委の姿勢そのものから生じたと言わざるを得ない。まだ隠されている文書や事実があるのではないかと不信感が募る」とコメントした。

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