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米朝首脳会談の開催を前に、北朝鮮による拉致問題解決に取り組む日本最大の産業別労働組合「UAゼンセン」が5日、福岡市で全国キャラバン街頭署名活動を始めた。拉致被害者や特定失踪者の家族らとともに全国8都市を回り、被害者全員の救出を訴える。
キャラバンは2組に分かれ南は福岡市、北は仙台市で活動開始。南ルートは福岡から広島、徳島、大阪各市を回り、北ルートは仙台から新潟、さいたまの各市をめぐり最終日の9日に名古屋市で合流する予定だ。
活動にはUAゼンセン組合員だった拉致被害者、松本京子さん(69)=拉致当時(29)=の兄の孟さん(71)や特定失踪者家族会会長で大沢孝司さん=失踪当時(27)=の兄、昭一さん(82)らが参加。各地にゆかりのある関係者とともに、政府の取り組みの加速と世論の後押しを呼びかける。