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新しいカッパバッジは安斎肇さんのデザイン-。
東京都は東京府開設150年記念事業の一つとして復刻するカッパバッジを発表した。東京出身のイラストレーターで、テレビ出演などでも知られる安斎さんが担当した。
新バッジはピンク、緑、黄色を基調とした3種類。おなじみの頭の皿は月桂樹のような冠で飾られ、都のシンボルマークを連想させる大きなイチョウの葉を手にジャンプするポップなものになった。
7月上旬から都内各所で販売する予定で、販売場所や価格、無料化の対象になる都有施設や企画などは今後決める。
安斎さんは「小学校の時、親からもらったカッパバッジを帽子に付けたら、なくすぞと言われ、宝物箱に入れました。150年のカッパちゃんが皆様に愛されますよう、心から願っています」とコメントした。
カッパバッジは昭和31年に江戸築城500年を記念して行われた「大東京祭」で誕生。毎年10月1日の「都民の日」に、動物園などの都有施設に無料入場できる目印として販売された。昭和30~40年代に広く親しまれたが、無料公開される施設が減少するなどし、平成9年を最後にバッジは販売されなくなった。