集団走行で無謀運転 外国人に人気の公道カート、信号無視や事故増加

 公道カートは2、3年前から東京都内を中心に見られるようになった。会員制交流サイト(SNS)などを通して外国人観光客を中心に人気が高まり、都内のカートレンタル店舗の数は、平成28年の4店舗から29年には10店に増えた。関係者によると、10店のカート保有台数は計約300。海外からの観光客向けに、公道カートの乗車を盛り込んだ旅行ツアーも企画されているという。

 ブームの一方、事故が相次いでいる。事故が目立つようになったとして、警視庁が統計を取り始めた29年3-12月の9カ月間に発生したカートによる事故件数は42件。今年1-3月の3カ月間では16件で、1カ月あたりの平均件数は約4・6件から約5・3件へと増加傾向を示している。

 29年の42件のうち、外国人運転者による事故は35件。今年は、16件すべてが外国人運転者による事故だ。警視庁幹部は「国際免許を持っていても日本国内での運転に不慣れな場合が多い。道路標識をはじめとした交通ルールに未熟なまま運転し、事故を起こしている例も多い」と指摘する。

 グループで走行する中ではぐれないようにする心理が働き、事故や違反行為につながる無謀運転のケースも目立つ。

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