その他の写真を見る (1/5枚)
野田聖子総務相兼女性活躍担当相(57)が女性政策で存在感をアピールしている。5月25日には、地方議会への女性の進出を後押しするため、全国の地方議会で活動している女性議員を対象にした意見交換会を都内で開いた。9月の自民党総裁選への出馬に意欲を示す野田氏は女性政策を柱に据える方針だ。ただ、政策の幅を広げていく必要も痛感しており、分岐点にさしかかっているようだ。
野田氏は25日の意見交換会で「住民生活に一番身近な地方議会で女性の議員がいない。女性が(地方議員の)担い手になれる環境整備ができているかが問題だ。政治への敷居を低くして仲間をいっぱいつくりたい」とあいさつし、地方議会への女性の進出を後押ししていく考えを示した。
総務省の調べによると、平成29年12月末現在で、女性議員の割合は都道府県議会で10・1%、市区町村議会で13・1%にとどまっている。
昨年8月の内閣改造で入閣する際、女性活躍担当相の兼務を自ら安倍晋三首相(63)に申し出た野田氏は総裁選に臨むにあたって「女性活躍を強力に推進することが本当の構造改革だ」と周囲に語っている。