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福澤諭吉(1835~1901年)が中国の習近平国家主席に、自らが著した《脱亜論》《文明論之概略》《朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す》などを手渡していた。「理解できぬであろうが、読んでみなさい」と、静かな中にも反論を許さない決然としたオーラを漂わせる福澤。習主席を見つめるその目は哀れみに満ちていたが、習主席は最後まで福澤と目を合わせようとはしなかった…
もちろん、夢の中での出来事だったが、夢には伏線があった。日中、中国人民解放軍機関紙《解放軍報》に掲載された主張を読み、あまりに倒錯した情勢認識にのけぞったからに他ならない。「中国初の国産」と自称する航空母艦の試験航海(13日)に関連し、解放軍報はこう主張した。
《海洋権益をめぐる争いが激化する中、国家の領土・領海の主権と海洋権益を防衛しなければならない》
《海洋権益をめぐる争いが激化》しているのは、中国が東シナ海の尖閣諸島(沖縄県石垣市)占領を狙い威嚇を繰り返し、南シナ海の独占を謀り国際法違反の人工海上軍事基地を次々と造成している軍事行動が原因だ。