新垣隆「もう一度スタート地点に…」 映画「蝶の眠り」で音楽監督

「映像と音楽は密接な関係にある」という新垣隆
「映像と音楽は密接な関係にある」という新垣隆

 作曲家でピアニストの新垣(にいがき)隆(47)が公開中の中山美穂主演の映画「蝶の眠り」(チョン・ジェウン監督)で、音楽監督を務めた。劇映画の音楽監督を自身の名義で担当するのは初めてという。佐村河内守のゴーストライターを担った問題で謝罪してから4年あまりが経過。佐村河内の仕事に初めて携わったのも映画作品だったという新垣は「もう一度、スタート地点に立てたような気持ち」と静かに語った。

 平成9年公開の映画「秋桜(コスモス)」で音楽を担った佐村河内の仕事に関わったときはアシスタント(助手)を務めた。その後、ゴーストライターとしての道を歩み始める。それを公表したときは「一連の活動をストップさせないといけなかった。記者会見はやるべきことをやった、という思いでした。これからどうなるのか。まったく分からないという気持ちでした」と振り返る。

 当時は桐朋学園大学の非常勤講師を辞めないようにと嘆願する署名がたくさん集まったが、その座も退いた。「多くの方が署名してくださったのですが、現場に戻るのは実質的に難しいと思いました。音楽家として社会活動をするのは無理だろうと思っていた」

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