ペット保険、飼い始めたら加入検討を 手術の平均額は14万5354円

ペット保険、飼い始めたら加入検討を 手術の平均額は14万5354円
ペット保険、飼い始めたら加入検討を 手術の平均額は14万5354円
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 家庭などで飼われている犬・猫の数は15歳未満の子供の数を上回り、空前のペットブームとなっている。そんな中、注目されているのがペット保険だ。ペットには公的医療保険の制度がないため、全額が自費診療となるが、ペットの長寿化や医療の高度化を受け、医療費も高額化しているという。病気やけがに備え、保険料や補償対象に気をつけながらペット保険を選びたい。(加藤聖子)

 ◆高額な医療費

 千葉県香取市の会社員、高岡久恵さん(49)は、トイプードルのここあちゃん(5歳)を飼う際にペット保険に加入。以前実家で飼っていたマルチーズが乳がんになったこともあり、手術費用の補償が手厚いプランを選んだ。ここあちゃんはこれまでに後ろ脚の股関節脱臼で2回手術を受けた。1回あたりの治療費が約15万円かかったが、保険で9割ほどカバーでき、自己負担は約1万5千円で済んだ。「保険に入っていたので、手術の際も心強かった」と高岡さん。

 「ガーデン動物病院 洗足」(東京都目黒区)の上田隆喜院長は「動物医療も日進月歩で発展しているが、最新の治療はまだまだ高額。また、MRIなどの検査を通して、より適切な診察ができるケースも多いが、検査にもそれなりの金額がかかる。ペット保険に入っている飼い主さんには、より適切な治療法を提示しやすいメリットがある」と話す。

 ペット保険大手のアイペット損害保険(同港区)が、昨年の保険金請求を元に、かかった診療費の平均額をまとめたところ、犬がよくかかる皮膚炎は1万2500円、猫の下痢は9700円。手術だと症状にもよるが、14万5354円ほどかかっていた。同社の別の調査でも、ペット関連で想定以上にお金がかかったのは「病気やけがの治療費」との答えが最多となった。

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