北違法操業、海保が漁期前に監視 大和堆、巡視船5隻、新潟港に

 日本漁船は昨年、集魚灯で集めたイカを北朝鮮漁船に横取りされる被害に遭った。また、北朝鮮漁船は網を流して漁を行うため、日本漁船側にはプロペラに巻き込んで事故を起こしたり、航行不能になったりすることへの懸念が強い。

 大和堆は男鹿(おが)半島(秋田県)から西に約400キロで水深が周囲より浅く、日本海有数の好漁場とされる。北朝鮮漁船は数年前から大和堆で目撃されるようになった。北朝鮮は日本と漁業協定を結んでおらず、日本のEEZ内での操業はEEZ漁業法に違反している。

 現場海域では昨年、水産庁の漁業取締船が多数の北朝鮮漁船に手を焼き、事態を重くみた政府が海保の初派遣を決定。ただ、巡視船の到着は7月上旬で、すでに日本漁船が現場海域を離脱した後だった。海保は昨シーズン、12月中旬までに延べ約1900隻の北朝鮮漁船に退去警告や放水を実施してEEZ外に排除。日本海沿岸には昨秋以降、違法操業をしていたとみられる木造船が多数漂着した。

会員限定記事会員サービス詳細