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国会は、昨年に続き学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題で持ちきりだ。野党は、平成27年前後に柳瀬唯夫元首相秘書官が学園関係者と首相官邸で計3回会っていたことを「特別措置」と決めつけ、安倍晋三首相(63)に報告していないという説明を信じようとしない。一方で、学部新設に反対する日本獣医師会が、当時の石破茂地方創生担当相(61)らと複数回面会し、働きかけていたことがすでに明らかになっている。そんな石破氏の説明責任を問う声も出ている。
日本維新の会の足立康史衆院議員(52)は10日付のブログで、石破氏を「石破」と呼び捨てた上で「なぜ誰も乗り越えられない条件を設定したのか説明責任を果たすべきだ」と求めた。
さすがに呼び捨ては適切とはいいがたいが、いったいどういうことか。
一連の問題は、獣医学部新設を目指す「愛媛県、今治市、加計学園、内閣府」と、新規参入を阻む「日本獣医師会、文部科学省」による権力闘争であることは何度も指摘してきた。獣医師会の会議録には、関連政治団体「日本獣医師政治連盟」の北村直人委員長(70)=元衆院議員=が、初当選同期の石破氏と複数回面会し、ロビー活動を行っていた様子が詳細に記されているのだ。