神戸電鉄90周年、戦後復興期の車両再現したメモリアルトレイン出発

戦後復興期に運行されていた車両を復刻した「メモリアルトレイン」の出発式が行われた=神戸市北区
戦後復興期に運行されていた車両を復刻した「メモリアルトレイン」の出発式が行われた=神戸市北区

 神戸電鉄の開業90周年を記念し、戦後復興期に運行していた車両の塗装デザインを復刻させた「メモリアルトレイン」の出発式が19日、神戸市北区の同電鉄谷上駅で行われた。車内には昔の駅舎や車両などの写真も展示され、カメラを構える多くの鉄道ファンらの姿でにぎわった。

 同電鉄の歴史を振り返ってもらおうと、今回初めて開催。再現された塗装デザインは、昭和30~40年代に車両に施されていた「スプリンググリーンとシルバーグレー」で、20日から全線で運行される。

 出発式では、同社の頃安孝雄副本部長が「開業90周年を節目に、神戸電鉄をたくさんの人に利用していただきたい」とあいさつ。車掌の「出発進行」の合図とともに3両編成の列車がゆっくりと走り出し、鉄道ファンら約120人が谷上-岡場間の約40分間の運行を楽しんだ。また車内では、昔の駅舎や車両などを写真で紹介する「90年の歴史展」も開催された。

 神戸市北区の会社員、寺田力さん(61)は「子供の頃、通学のためによく利用していた。当時のようにきれいな色合いで再現されて懐かしい気分」と笑顔で話した。

会員限定記事会員サービス詳細