近ごろ都に流行るもの

憧れの「グレイヘア」 脱白髪染めは現代の女性解放!?

 4月の発売直後から重版になる人気で、10月に第2弾の発行も決まっている。

 「無理に染めなくても、お手入れ次第で美しくいられる時代。それを体現するグレイヘアの美しい女性たちが、知らず知らずのうちに増えていました」。グレイヘアエディターを名乗る主婦の友社の担当、依田邦代さん(59)は感慨深げだ。「脱白髪染めの機運は、1世紀前に窮屈なコルセットから女性を解放したココ・シャネルのファッション革命と重なる。美の基準は、時代時代の女性の心と行動が変えていくんですね」

 同社編集部によると、3週間に1回ペースで白髪染めのサロン通いをすると、年間約17万円、約34時間を費やすことになるという。「義務感や負担に思っているのなら、やめる選択もあると知らせたい」と依田さん。

 朝倉さんは、東日本大震災が発生した7年前、東京でも緊急地震速報が頻発する中で「こんな時まで白髪染めをしなくちゃいけないのかと、人生の優先順位を考えた」という。7月には、白髪染めを卒業したい人に向けた「『グレイヘア』美マダムへの道」を小学館から発行する。

 昨年末に創刊され、2冊で累計10万部と話題のファッションムック本「素敵(すてき)なあの人の大人服」でも、グレイヘアのモデルたちが堂々と紙面を飾っている。