佐賀のPR楽曲が大賞 第1回ご当地RAP選手権

 佐賀の近代化を進めた佐賀藩の10代藩主、鍋島直正(1815~1871)の功績を、ラップミュージックに乗せてたたえた楽曲「The SAGA Continues...」が、第1回ご当地RAP選手権で、大賞に輝いた。

 楽曲は、佐賀県が進める地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の一環で制作された。地元にゆかりのあるミュージシャン4人が作詞と曲作りを手がけた。

 動画投稿サイトのユーチューブでは昨年3月に公開され、再生回数は5万5千回を上回った。県庁などでのライブイベントでも披露され、人気を集めた。

 今年が明治維新から150年になるのを記念し、開催中のイベント「肥前さが幕末維新博覧会」のコマーシャルソングにも起用された。

 選手権は都内の音楽プロモーション会社などが主催した。インターネット上での投票で1万3692票中953票を集め、自治体などが参加する部門でトップに立った。

 佐賀県東京オフィスでPR戦略を担う中島いずみさんは「光栄だ。明治維新150年の節目でもあり、これまで以上に佐賀に注目が集まるきっかけになる」と受賞を喜んだ。

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