その柳瀬氏の「首相に面会を報告しなかった」との証言が疑問視されているが、ならば安倍内閣の閣僚で、獣医師会から100万円の政治献金を受けたことがある石破氏は、北村氏との面会をいちいち首相に報告していたのか。なぜ加計学園よりはるかに大々的な獣医師会による働きかけは、一切問われないのか。
同じく獣医師会から100万円の政治献金を受けた国民民主党の玉木雄一郎共同代表は14日の衆院予算委員会で、官僚が首相を守るために仕事をしていると決めつけてこう主張した。
「優秀な秘書官をはじめとした官僚が、悪知恵をめぐらせているのではないか。本来もっと天下国家のことに使うべき頭を、そんなことに使っている」
優秀なはずの野党議員も、もっと日本のためになる違う頭の使い方があるのではないか。(沢田大典)