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キング・カズ、谷口徹…最年長の快挙、50代はまだ「やめないよ」

【浪速風】キング・カズ、谷口徹…最年長の快挙、50代はまだ「やめないよ」(5月15日)
【浪速風】キング・カズ、谷口徹…最年長の快挙、50代はまだ「やめないよ」(5月15日)
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平成5(1993)年5月15日、国立競技場は超満員の観衆で埋まった。ピッチに巨大なJリーグの旗が広げられ、川淵三郎チェアマンが「Jリーグは今日ここに、大きな夢に向かってその第一歩を踏み出します」と宣言した。スタンドでサポーターたちがチアホーンを鳴らし、サッカーの新時代を告げた。

▶あれから25年、開幕戦に出場した三浦知良選手が、51歳になっても現役なのに驚く。最年長ゴールがギネス記録に認定されたが、過去は振り返らない。7年前に出した著書のタイトルは「やめないよ」(新潮新書)で、「明日をどんな一日にして、どう自分を高めるか。僕はそれだけを考えていたい」。

▶ゴルフの谷口徹プロは、メジャーの日本プロ選手権で50歳92日の大会最年長優勝を飾った。若手との飛距離、体力差を痛感して「やめた方が楽かな」と思ったが、「やめても何も変わらない。やり続けるしかない」。なお先を見つめる50代に元気をもらった。

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