防衛省統合幕僚監部は11日、H6爆撃機4機を含む中国軍機計8機が沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡上空を飛行したと発表した。戦闘機2機も含まれていた。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応に当たった。領空侵犯はなかったが、防衛省は特異な飛行と判断し中国側の意図を分析している。
中国の李克強首相は9日の安倍晋三首相との首脳会談で友好関係の促進などを確認し、11日に離日したばかりだった。
【北京=藤本欣也】中国空軍は11日、東部戦区と南部戦区の爆撃機や偵察機などが南北の双方向から台湾周辺を飛行したと発表した。また最新鋭戦闘機「スホイ35」が初めて爆撃機「H6K」と編隊を組んで台湾とフィリピンの間のバシー海峡を飛行。宮古海峡上空も通過した。中国は台湾の蔡英文政権への軍事的圧力を強めている。