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浪速風

気の毒な名前…秋の王様を「バカマツタケ」とはあんまりだ

人工栽培に成功したバカマツタケ
人工栽培に成功したバカマツタケ

味も香りもマツタケそっくりのキノコの人工栽培に奈良県森林技術センターが成功したと、昨日の夕刊に出ていた。秋の味覚の王様がわが家の食卓にも、と期待させるが、「バカマツタケ」という名前はあんまりだ。松林ではなくクヌギなど広葉樹林に生え、発生時期が早いのが由来という。

▶マツタケに「ニタリ(似たり)」とも呼ぶそうだ。ならば「ニタリタケ」にしてはどうか。「イヌノフグリ」も気の毒な名である。淡いピンクの可憐な花を咲かせるが、果実が雄犬のフグリ(つまり股間にぶら下がっているあそこですな)に似ているためらしい。見たまんまにしても、いやはや…。

▶札幌の街路樹として初夏を彩るアカシアも、実は北アメリカ原産の「ニセアカシア」である。昭和天皇が「雑草という草はない」とおっしゃったのは有名だが、勝手に偽物呼ばわりするのも失礼な話だ。四季折々に楽しませてくれる草花・樹木には、ふさわしい名前をつけてあげたい。