福島県、TOKIOの起用を継続 農産品のPRに

 福島県の内堀雅雄知事は7日、東京電力福島第1原発事故後による県産農産品の風評払拭に向け、PRキャラクターとして、山口達也さん(46)が離脱した人気グループ「TOKIO」を引き続き起用する考えを示した。今後、スケジュール調整などを経て「桃の収穫時期の7月中旬ごろまでに、新しいテレビCMやポスターを完成させ、活用したい」(担当者)としている。

 内堀知事は継続の理由として「(TOKIOが)東日本大震災と原発事故後、風評に苦しむ時期に、払拭に全力で応援してくれた。また、5月2日の会見時、4人がそれぞれの言葉で福島への思いを述べてくれたこと」を挙げた。

 また、県主催のイベントなどでTOKIOメンバーの発言を引き合いに「メンバーが話す言葉は、全て自分の言葉で思いを伝えてくれた。これも一つの判断要素になった」と付け加えた。

 同県によると、6日午後1時までに、TOKIO起用について、メールで計448件の意見が寄せられたという。このうち431件は「今後もTOKIOを起用してほしい」という趣旨のもので、こうした県民の意見も起用継続に一定の影響を与えたものとみられる。

 同県は、山口さんの事件発覚直後にポスターなどを撤去する一方、今後もTOKIOの継続起用の可能性などを検討。今月3日に県側から、ジャニーズ事務所に継続を打診。同日中に事務所からOKの返答があったという。

 同県のTOKIO起用は平成24年以降続いており、これまでにテレビCM22本を製作。イベントには8回出演した。昨年度はポスター4万5000枚。のぼり4000本を作成し、県内外の官公庁や福島応援店舗、JAなどに配布され、掲出されていた。

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