地中海史からプロレス本まで 奈良・東吉野村唯一の図書館「ルチャ・リブロ」 自然あふれる隠れ家

 ルチャ・リブロの魅力の一つが、来館者に合った本を見つけてくれる「レファレンスサービス」だ。

 海青子さんは「一般的な図書館では、司書は来館者と個人的な話をするのは原則禁止されていますが、ここでは雑談を通じ、その人に合った本をお薦めできる」と話す。古民家の図書館はちょっとした非日常感に包まれており「その中で出る言葉に耳を傾けると、その人にどんな本が合うか感じ取れることがある」という。現在の会員数は約90人で、他府県からの利用者も数多い。

看板ネコ「かぼす」がお出迎え

 また、館内を気ままに闊歩(かっぽ)する猫の館長「かぼす」も来館者を癒やしてくれる。初めて訪れた人には近寄ってにおいを嗅ぎ、「よし」とばかりに尻尾でひとなでして去っていく。名実ともに館長としての役割を果たす看板猫だ。

 表には出てこないが、家の裏には犬の主任「おくら」も控えており、家族の一員である犬猫2匹もルチャ・リブロを支える。

 自然に囲まれ、他にはない魅力を持った図書館に一度訪れてみてはいかがだろうか。

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 開館日は毎週日曜~火曜(不定期)の午前10時~午後5時。ホームページ(https://lucha-libro.net/)で毎月の開館日を確認できる。会員証は500円で発行でき、1回につき最大3冊を1カ月間借りられる。