縄文グルメ「イボキサゴ」 新人女性記者が試食 5、6日、加曽利貝塚で春祭り 千葉

イボキサゴから取っただしにさまざまな具材をあわせた「イボキサゴスープ」(加曽利貝塚博物館提供)
イボキサゴから取っただしにさまざまな具材をあわせた「イボキサゴスープ」(加曽利貝塚博物館提供)

 昨年10月、国の特別史跡に指定された加曽利貝塚(千葉市)で5~6日に行われる「縄文春祭り」。火おこしや弓矢の体験など縄文時代を体験できるイベントが人気だ。中でも現在はほとんど食用されない貝「イボキサゴ」を使った料理、縄文グルメが目玉で試食できると聞き、初めてその味を楽しんできた。(白杉有紗)

 同貝塚博物館によると、イボキサゴは同貝塚で多く発見されている貝で縄文時代には東京湾にも多く生息し、縄文人の貴重な食料だったという。東京湾の埋め立てで姿を消したが、平成7年に木更津市の干潟で発見。今も同市などで採れるが一般にはほとんど流通していない。

 試食では復元した縄文土器で水とたっぷりのイボキサゴを煮込んだ「イボキサゴスープ」が提供された。

 一口飲んで、磯の強い香りとともに美味しいダシが出ていると感じた。1センチほどの小さい身も食べると、サザエに似た味わいだ。このスープを生かしたイボキサゴラーメンやライスコロッケが販売予定という。

 このほかには猪の肉を使った「いのしし肉フランクフルト」、どんぐりを使った「どんぐりビスコッティ」なども販売される。

 担当者は「実際に体験し、目でも味でも楽しめるイベント」と来場を呼び掛けている。休日に縄文グルメを味わうのもいいかもしれないと思いつつ、取材を終えた。