クローズアップ科学

太陽の巨大爆発に現実味 「スーパーフレア」甚大な被害懸念

世界規模で停電

 太陽で現実にスーパーフレアが発生したらどうなるか。世界規模で停電や通信障害が起き復旧に長期間かかるほか、人工衛星の多くが故障し、衛星利用測位システム(GPS)が使用不能になるなど社会が大混乱に陥るとみられる。

 1989年のフレアではカナダのケベック州で停電が9時間続き、被害額は数百億円に上った。電気通信への依存が飛躍的に進んだ現代社会でスーパーフレアが起きれば、桁違いの被害になるはずだ。

 観測史上最大のフレアの100倍の規模だと最悪の場合、航空機の搭乗者が致死量の放射線を浴びるとの見方もある。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の飛行士も危険にさらされるだろう。

 柴田氏は「発生直後に計画停電ができるようにしておくなど、取れる対策はある。想定外をなくすよう社会は努力すべきだ」と指摘している。

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