〈立憲民主党の枝野幸男代表に続き、民進党の大塚耕平代表のスピーチに移った。7日に希望の党を吸収合併する形で「国民民主党」を結成する大塚氏。憲法改正を排除しない方針だった希望と合流するためか、聴衆の反応もどこか鈍い〉
大塚氏「今、枝野さん単純な多数決が民主主義でしょうかと問いかけてくださいました。私の心にも響きました。私は昨年11月、安倍さんへの代表質問の際、こう問いかけました。『安倍さん、正しいとは何ですか。正義とは何ですか』。皆さんもお考えください。どんな政策でも、何が正しいか、何が正義かは人それぞれお考えが違うんです。だからこそ、事実を共有しあって、時間の許す限り熟議を尽くして、決まったことには従うけれども、権力は抑制的に行使をする。これが民主主義であります」
「2500年前の民主主義のルーツになった西洋哲学の大本のソクラテスの時代から、直近のインドのアマルティア・センに至るまで、正しいとは何か、正義とは何かということは単純には決められないから、事実を共有して熟議を尽くして、そして決まったことには従うけれども、権力を抑制的に行使する。2500年たっても変わってないです」