「美しい日本の憲法をつくる国民の会」と民間憲法臨調は3日、都内で第20回公開憲法フォーラムを共催し、憲法改正の国会発議の早期実現を求める声明を採択、集会に出席した自民、公明、日本維新の会の3党の代表者に手渡した。声明の全文は次の通り。
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日本国憲法は、施行されて以来70年有余、一度も改正されることがなかった。しかし、今ようやく、主権者国民の意思によって、「憲法改正の是非」を決する重大な政治選択の機会が訪れようとしている。
憲法改正のためには、国会による改憲の発議が必要だが、一昨年7月の参議院選挙につづき、昨年10月の衆議院総選挙において、再び憲法改正に前向きな勢力が国会の3分の2以上の議席を獲得した。
他方、平成26年10月に開始した憲法改正賛同者署名運動は、全国47都道府県・各種団体におけるたゆみない活動の積み重ねにより、今般ついに目標とした賛同者一千万名の大台を突破するに至った。国会における3分の2を超える議席の確保と時を同じくして憲法改正賛同者一千万人が実現したことは、憲法改正を願う国民の強い思いを具現するものといえよう。