中華ウルトラマンの根拠崩れる 円谷プロが米国で勝った「海外問題」訴訟とは

偽物だ

 円谷プロは、主に次の4点から、このコピーを偽物だと主張した。

 (1)示された資料がわずか1枚だけで、原本も開示されていない

 (2)円谷の社名そのものやウルトラマンの作品名称が間違っている

 (3)ライセンス料や期限の定めなど、ライセンスビジネスに当然あるべき取り決めの記載がない

 (4)ソンポテ氏側が文書の存在を明らかにしたのが、皐氏が亡くなった翌年で、署名の筆跡にも疑義がある

 ソンポテ氏と円谷プロの間で、日本、米国、タイ、中国…と訴訟が相次いだ。

別の書面

 日本の訴訟ではコピーの元の契約書は本物と認定されたが、タイでは筆跡鑑定の結果「偽物」とされ、判断が分かれた。円谷プロの高橋良太経営管理部ゼネラルマネージャー(GM)は「日本では筆跡鑑定や原本の確認などが行われなかった」という。