「誤解を招くやり方だった」と弁明する米山氏にリポーターは強い口調で「これは誤解なんですか」と迫った。米山氏は「私と相手の考えていたことが違った」と、軌道修正を図った。
再びTBS系番組リポーターが「お金を払わないと会ってもらえないと気づかなかったのか」とただす。米山氏は「自分をごまかし続けた。そうすることで、やがて好きになってくれると思っていた」と、釈明を繰り出した。
問題発覚までの定例の記者会見では、議論好きとサービス精神から「余計なこと」まで言うクセがあった米山氏。弁護士資格を持つが、リポーターをかわしきれず女性問題でもクセを引き出された格好になった。
武士の情けはかからず
「あなたに言われる筋合いはない」。27日、辞職に全ての県議が同意した臨時の県議会で、最後のあいさつを述べる米山氏にヤジが飛んだ。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を議論する前提として進めてきた福島第1原発事故などの検証や人口減少対策、福祉政策など自らの取り組みの継続を「お願い」したことへの反発だ。県議席からは、わざとらしい大きなせき払いが…。「意見表明はおかしい」「知事でない人が言うべきことではない」とヤジは続いた。