「(週刊誌の)報道を見た上で考えたい」と話す米山氏にリポーターは「おっしゃっていることが分からない。金銭の授受はあったのか」などと追及の手を緩めない。米山氏は「私にも言い方を考える時間はいただきたい」とし、問答は平行線をたどった。
涙まじりで語る米山氏に「何の涙ですか」とリポーターも容赦しない。「その質問に答えられる人はいますか」と逆質問した米山氏だったが「悲しい、悔しいとか言える」と返された。
引き出された「クセ」
翌18日、今度は県のロゴマークを背景にした知事が普段使う会見場で米山氏は辞職を表明する。「相手の歓心を買うため金品を授受した」と述べ、道義的責任を取る考えを示した。
会見開始5分すぎにTBS系番組リポーターが、発売日前の週刊誌の内容を正確に確認していないとする米山氏に「私の方から具体的にうかがいますので、まず事実かどうかをお答えください」と、ぴしゃり。
さらに日本テレビ系ワイドショーのリポーターが核心を突く質問を繰り出す。
「知事は独身で、普通に交際するなら何の問題もない。県民は理解できないと思う。どう説明するのか」