訪日外国人のレンタカー死傷事故、3年で3倍に 不慣れな「左側通行」、誘客優先で安全後回し…

 ただ、大手レンタカー会社によると、日本の左側通行に慣れていないため交差点を曲がった後に混乱したり、世界的に八角形が多い「一時停止」を示す標識が日本では三角形のため、気づかずに事故を招いたりするケースがある。また言葉の問題などから駐車違反をめぐる苦情も少なくない。

 こうしたインバウンドの「運転トラブル」は、レンタカーに限らない。外国人観光客に人気の公道カートでは事故が多発しており、国交省は道路運送車両法に基づく保安基準を改正した。2年後には既存車両を含めてレンタル業者にシートベルトの装備を義務化するなど安全対策を強化する。

 いずれも、好調なインバウンドへの対応を急ぐあまり、安全などのルール周知が後回しになっていることも背景にあるとみられる。関係機関、業界側は安全啓発などの対策を急いでいる。   (細田裕也)

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