米財務長官らが訪中へ 3~4日、貿易不均衡や知財問題など議論

 【ワシントン=塩原永久】米ホワイトハウスは4月30日、ムニューシン財務長官や通商代表部(USTR)のライトハイザー代表らの公式代表団が5月3日に訪中し、貿易問題について中国側と協議すると発表した。

 ムニューシン氏は4月30日、米テレビ番組で「(中国側と)率直な意見交換を期待している」と述べ、貿易不均衡の是正や中国による知的財産侵害など、米中間の懸案について幅広く協議する意向を示した。

 訪中は4日までを予定している。代表団には、ほかにロス商務長官、クドロー国家経済会議(NEC)委員長、ナバロ通商製造政策局長が参加する。

 トランプ米政権は鉄鋼とアルミニウムの輸入制限を発動したほか、中国の知財侵害に対する制裁として、中国製品に高関税を課す方針を発表。中国は報復措置によって対抗する構えだ。

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