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「全日本フィギュアをジャッジしたい」 第2子出産の中野友加里さんが抱く夢

 中野さんは現在、国内の地方大会で審判ができるB級ジャッジの資格を持つ。A級になれば全日本ジュニア選手権、さらに最上位のN級に昇級すれば、最高峰の大会で五輪代表選考会も兼ねることがある全日本選手権でもジャッジができる。最低でも2~3年はかかるが、「目標を決めたら突き進むタイプ。時間がかかっても将来の五輪選手をジャッジできるようになりたい」と前向きだ。

 トップスケーターだった中野さんは引退と同時に競技とは距離を置いた。プロとしてアイスショーに出演したり、振付師や指導者になる道もあったが、自らを「安定志向」と言い切り、大学時代の早朝練習前に見ていたフジテレビの「めざましテレビ」の影響でテレビ局への就職を志した。

 入社後、最初に配属されたのは映画事業局。フジテレビが手がける映画の宣伝業務などに携わった。新人時代は弁当の手配から関係者の差し入れ100人分を買いに走ったこともあった。「元スケーターという肩書が役に立つ世界ではない。現場で吸収するしかなかった」とゼロから仕事を学んだ。その後、念願だったスポーツ局に移り、2014年ソチ五輪は現場取材も経験した。