新潟県知事選、野党6党が菊田真紀子氏で調整 自民は海保次長擁立へ

菊田真紀子衆院議員(伴龍二撮影)
菊田真紀子衆院議員(伴龍二撮影)

 立憲民主、希望、民進、共産、自由、社民の野党6党は、米山隆一新潟県知事の辞職に伴う知事選(5月24日告示、6月10日投開票)に、無所属の菊田真紀子衆院議員(48)=新潟4区=を統一候補として擁立する方向で調整に入った。大型連休明けにも正式に要請する。関係者が27日、明らかにした。

 野党6党は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な立場であることなどを条件に、一致して応援できる候補者の人選を進めていた。衆院当選6回で知名度が高いことなどを踏まえ、菊田氏に非公式に出馬を打診した。野党関係者によると、菊田氏は回答を保留しているという。

 菊田氏は、新潟県加茂市議を経て平成15年の衆院選に民主党公認で初当選し、外務政務官や同党幹事長代理を歴任した。昨年の衆院選後に民進党を離党した。

 一方、自民党新潟県連と地元経済団体などは27日、海上保安庁の花角英世次長(59)を擁立する方針で一致した。

 新潟県議会は27日、女性問題を認めた米山氏の辞職申し出に全会一致で同意し、米山氏は辞職した。

会員限定記事会員サービス詳細