トランプ政権

ポンペオ氏が国務長官就任 米上院、賛成多数で承認

 【ワシントン=加納宏幸】ポンペオ米中央情報局(CIA)長官を国務長官に充てるトランプ大統領の指名人事案は26日、上院本会議(100議席)で採決され、57対42の賛成多数で承認された。ポンペオ氏は直ちに宣誓し、第70代国務長官に就任した。トランプ政権では3月に解任されたティラーソン前長官に続く2人目の国務長官となった。

 ポンペオ氏は3月30日から4月1日の米国の連休を利用して北朝鮮を極秘訪問し、金正恩朝鮮労働党委員長と面会して6月初旬までに予定される米朝首脳会談の地ならしをしたキーマンだ。トランプ氏は声明で、ポンペオ氏を信頼しているとし、その才能や知性が「歴史的に重大な時期にあるわが国の非常に大きな資産となる」と強調した。

 トランプ政権は北朝鮮問題のほか、トランプ氏が破棄を示唆しているイラン核合意や複雑化するシリア内戦への対応など多くの外交課題を抱える。トランプ氏としては、ポンペオ氏の就任を機に米朝首脳会談の準備を加速させる考えだ。

 ポンペオ氏はブリュッセルで27日に開かれる北大西洋条約機構(NATO)外相理事会に出席するため欧州に出発した。国務省は、ポンペオ氏がその後、サウジアラビア、イスラエル、ヨルダンの中東諸国を歴訪すると発表した。

 筆頭閣僚である国務長官の人事案は超党派の同意で承認されるのが通例だが、野党・民主党は北朝鮮やイランに対するポンペオ氏の強硬姿勢を「タカ派」と批判し、同党議員の多くが反対に回った。

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