受刑者逃走

広島・向島の住宅防犯カメラに平尾容疑者に似た不審者 雨の中、傘もささずに歩く姿が

 愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者が脱走した事件で、広島県警は27日、逃走などの容疑で指名手配されている平尾龍磨容疑者(27)の潜伏先とみられる同県尾道市の向(むかい)島(しま)で24日深夜、同容疑者に酷似した男が防犯カメラに映っていたことを明らかにした。島内では10日朝以降、痕跡が確認されていなかったが、県警は平尾容疑者が依然、島での潜伏を続けているとの見方を強め、カメラのあった島北東部を重点的に捜索を続けている。

 捜査関係者によると、防犯カメラは、8日夜、平尾容疑者が乗り捨てたとみられる盗難車が見つかった場所に近い島北東部の岩屋山周辺に設置されていた。24日夜は雨が降っていたが、防犯カメラの画像には、傘も差さずに歩く男の横顔の全身姿が記録されていた。暗くて服装などは不明だが、鼻や耳など横顔が平尾容疑者に酷似しているという。

 島内では、9日夜から10日朝にかけて起きた車上荒らしの現場で平尾容疑者の指紋や一致するDNA型が検出されたが、その後は痕跡が確認されていなかった。捜査幹部は「深夜に雨の中を歩く島民はいない。まだ島内に潜伏していると確信を持った」と話した。

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