千葉市が介護ロボ無料貸与 普及促進と離職に歯止め

 千葉市は26日、介護職員の負担軽減につながる腰に装着するタイプの介護ロボットを一定期間、市内の介護施設など事業者に無料で貸し出す事業を始めると発表した。介護職の離職原因の一つに、高齢者の介助に伴う腰痛が指摘されていることに着目した措置。今回の取り組みや、介護ロボットメーカーと介護施設職員が集まる介護ロボットセミナーも開催し、普及を後押しする。

 熊谷俊人市長は会見で、「介護職の人材不足への対策や介護ロボットの有用性の認識拡大につながる」と意義を強調した。

 具体的には、腰に装着するタイプの介護ロボット2台を市が3年間借り受け、半年間ずつ、無料で市内の業者に貸し出す。普及促進を図る狙いがあるため、貸し出しを希望する施設は、期間中、他の施設からの見学を積極的に受け入れることなどが条件となる。

 第1期の貸し出しは6月上旬~10月末で、募集は5月14日まで。募集要項は市のホームページで確認できる。

 また、千葉市は今年中に介護ロボットメーカーと介護事業者が一堂に会する「介護ロボットセミナー」を行い、普及促進を図る。

 今年2月に閣議決定された高齢社会対策大綱でも、少子高齢化が進行する中、介護ロボットの開発促進は重点的に取り組むテーマとして盛り込まれている。

 千葉市もこうした動きに対応し、介護ロボットの活用と介護職員の離職防止で、人材確保を図りたい考えだ。

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