東京五輪への道

多田修平の基礎つくった「ミニハードル」 大阪桐蔭高の独特理論

【東京五輪への道】多田修平の基礎つくった「ミニハードル」 大阪桐蔭高の独特理論
【東京五輪への道】多田修平の基礎つくった「ミニハードル」 大阪桐蔭高の独特理論
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 陸上短距離の多田修平(21)=関学大=は2020年東京五輪男子100メートルで表彰台に立つ目標を公言してはばからない。かつてはほぼ無名の存在だったが、昨年6月の日本学生個人選手権準決勝で追い風参考ながら9秒94をマークして注目されると、世界選手権代表の座をつかみ、400メートルリレーのメンバーとして銅メダルも獲得。並外れたバネを武器に、一気に潜在能力を開花させた。その基礎を形作ったのが、大阪桐蔭高(大阪府大東市)時代に受けた独特のトレーニングや指導法だ。(坂井朝彦)

原点となった大阪桐蔭高での基礎練習

 高さ25センチのミニハードルが等間隔に10台並ぶ。ヤンマーフィールド長居(大阪市東住吉区)で行われた大阪桐蔭高陸上部の練習風景。選手らは、それを片足を使って「けんけん」の要領で次々と飛び越していく。「ホッピング」と呼ばれるトレーニングで、多田が「根本的な自身の走りが身についた」と語る基礎練習だ。

 繰り返すことによって股関節周りの筋肉が強化されて「跳ねる力」がつき、短距離走に不可欠とされるスムーズな重心移動が体得できるという。17年前から選手たちに同じメニューを課してきた花牟礼武(はなむれ・たけし)監督は「ホッピング(ハードルとハードルの間隔)が伸びているかが上達のバロメーター」と指摘する。

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