環球異見・フェイスブック情報流出

環球時報(中国)「国の管理なければ政治リスク増加」中国の言論統制を正当化

 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報はFBの個人情報流出について「巨大な抜け穴と不確実性を持つインターネットは人々の伝統的な認識を覆していくだろう」と指摘し、他国のサイトの遮断や厳格な検閲といった中国の言論統制を正当化した。

 3月23日付の同紙社説は「FBの醜聞がわれわれに与えた強烈なシグナル」として、技術的な方法によってインターネットで民意に影響を与えられることや、インターネットが重要な政治的資源となることを挙げた。

 また、FBのザッカーバーグ氏が個人情報の保護を約束したことについては「役に立たない」と切り捨てた。インターネットの技術は日進月歩であり「ユーザーに対するさまざまな意図をもった勢力をFBが阻止することはできない」と断定し、FBに各国が満足する秩序を築く能力はないとの考えを示した。

 そこで社説は「各国政府はインターネットの管理に参画し、各種のリスクを防がなければならない」と国家によるインターネット管理の重要性と正当性を強調した。もしこうした管理が実現できなければ「インターネットは制約のないまま成長を続け、政治的なリスクは必然的に増加していく」と危機感をあらわにした。