露、米国防総省にサイバー攻撃 シリア駐留情報狙う

 また、ファンシーベアが2~4月の期間中、欧州の政府機関にも情報窃取の攻撃を仕掛けていたことも判明している。

 ファンシーベアは、2016年米大統領選で民主党全国委員会(DNC)のサーバーに侵入し、電子メール情報を盗み出したと指摘されている。今年1月にも、ファンシーベアが昨年、米上院を標的としたサイバー攻撃で上院関係者らのメール情報を盗み出そうとしていた諜報作戦が発覚した。

 ロシアのサイバー攻撃をめぐっては、米英仏のシリア攻撃後の16日、米国土安全保障省と米連邦捜査局(FBI)、英サイバー安全保障センターが、ロシア政府傘下のハッカー集団が世界各国の政府機関や企業、重要インフラに対する大規模攻撃を仕掛けようとしているとして警報を共同発令した。

 米情報セキュリティー会社「ファイア・アイ」でロシアのサイバー調査などを指揮するベンジャミン・リード氏は「今後、シリア問題などで米露関係が悪化すれば、ロシアのハッカー集団によるインフラ攻撃が増える可能性はある。米政府機関などは警戒が必要だ」と指摘している。

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