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国内外に日本の真の歴史を伝え、「捏造の歴史」を正そうと、平成29年8月に設立された「真実の種を育てる会」が主催する第1回「日本と韓国のほんとうの歴史」と題した講演会が21日、東京都内で開かれた。
講師を務めた大阪府の高校歴史科教師、黒田裕樹氏(49)は、「現在、韓国が日本をあしざまにののしり、慰安婦像が各地で建てられている背景には1910年の日韓併合がある」と述べ、約2時間、19世紀後半からの日韓の歴史をひもといた。
黒田氏は日本による韓国の植民地化は、西欧諸国やアメリカによって行われた一方的で苛烈な植民地支配とは全く異なっていたと述べ、「1910年の朝鮮の人口は1312万人余りだったのが、1944年には約2512万人。2倍近くに増えている」と例示。「併合前にも現在の価値で3兆円を日本が朝鮮半島に支援し、統治下でも計約60兆円を支援。鉄道建設など約15兆円の民間資産を残していることが、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)のまとめでも分かっている」(金額はすべて現在の価値に換算)と述べ、「朝鮮半島に多くの資金を投入し、一方で日本本土への予算が十分に行き渡らなかったことも、戦前の不穏な動きにつながった遠因」と説明した。