米山・新潟知事辞職表明 職務代理者に高井副知事 原発政策「一時停止」避けられず

 県は19日、米山隆一知事(50)が自らの女性問題で辞職を表明したことに伴い、筆頭副知事の高井盛雄氏(65)が知事職務代理者に同日就いたと発表した。新たな知事が誕生するまで県行政のトップを務める。高井副知事は、産経新聞のインタビューに応じ「行政を空白なく進めていく」と決意を語った。突如浮上した現職知事の女性スキャンダルという不測の事態で広がる県民の不安を解消し「知事不在」の期間を乗り切りたい考えだ。(市川雄二)

 米山氏は就任からわずか1年半で知事の座を降りることになり、県政の停滞への懸念が県民の間に生まれている。高井氏は「県民の不安を和らげるように、しっかり仕事をしないといけない」と強調した。

 ただ、米山氏が肝いりの政策として進めていた東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)をめぐる3つの検証や、県民医療ビッグデータ構想など政治判断を求められる事業などの「一時停止」は避けられそうにない。高井氏は「新知事の判断を仰がなければならない」とし、自らはあくまでもつなぎ役だとした。

 米山氏は18日に辞職願を提出して以降、公務に携わっていないものの、正式な退職は県議会での同意が必要になる。米山氏は現在、新潟市中央区の知事公舎で過ごしているが、県の宿舎管理規則では退職が決まった日から原則10日以内に退去しないといけない。

 県管財課によると、平成4年に任期途中で辞職した金子清知事の場合、10日目に公舎を後にしたという。

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