ディーン・フジオカ「復讐はやめておいた方がいいと思う(笑)」

すみれ(山本美月)と婚約していた暖(ディーン・フジオカ)だが…(C)フジテレビ
すみれ(山本美月)と婚約していた暖(ディーン・フジオカ)だが…(C)フジテレビ

 マルチな活躍で知られる俳優のディーン・フジオカ(37)が、連続ドラマ単独初主演作で復讐劇に挑む。

 19日スタートの「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(木曜後10・0、フジテレビ系で初回15分拡大)で、言わずもがな、仏文豪のアレクサンドル・デュマの代表小説。日本では「巌窟王(がんくつおう)」としても知られる名作だ。

 NHK連続テレビ小説「あさが来た」(2015年)でヒロインの師となるイケメン実業家を演じ、一躍五代ディーン様として有名になったが、今作では冤罪で地獄に突き落とされ、自らを陥れた者たちへ復讐をしていく主人公の柴門暖(さいもん・だん)を演じる。

 ディーンは「光栄な思いと同時に、これまで数々のリメーク作品を見てきたこともあってその壮大なスケールにプレッシャーも感じた」と当初こそ戸惑っている様子だったが、やがて「舞台が現代の日本になり、この物語がどのように生まれ変わるのか。第1話の台本を読み、やはり壮絶な物語がそこに待っている」と改めて確信し、全身全霊で演じる決意を口にした。

 取材中は、おのずとキーワードでもある復讐の話題となった。それまで生真面目に作品について語っていたディーンの表情が和らいだ。

 「僕、個人的には復讐はやめておいた方がいいと思う(笑)。人を呪わば穴二つ掘れとか言うし…何倍にも返ってくるんじゃないですか。それを乗り越える強さを持って自分を幸せにする時間に作った方がいい」

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