タイ人農業実習生7人が覚醒剤を密輸し使用容疑 群馬

 覚醒剤を輸入、使用、所持したとして、県警組織犯罪対策課などは17日、覚せい剤取締法違反の疑いで、いずれもタイ国籍の農業実習生、パツチムミー・チヤイヤポン容疑者(30)=昭和村川額=とヒーブゲーオ・ナロングパット容疑者(30)=沼田市沼須町=を再逮捕。同日までに仲間の男5人も逮捕した。調べに対し、7人のうち6人は容疑を認め、「疲労回復のため」と供述。前橋地検は同日、7人のうち4人を同法違反の罪で起訴した。

 チヤイヤポンとナロングパットの両容疑者の再逮捕容疑は3月13日、タイから国際スピード郵便で覚醒剤を国内に輸入したとし、仲間の5人の逮捕容疑は同月中旬から今月初旬の間、覚醒剤を使用したり、自宅で所持したりしたとしている。

 東京税関から3月15日、「タイから送られてきた昭和村の外国人宛ての国際郵便物内から覚醒剤を発見した」と県警に連絡があり、発覚した。覚醒剤はタイで密造されている「ヤーバー」と呼ばれる錠剤で、豆菓子の袋の中に隠されていたといい、411錠が押収された。

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