浪速風

「アトム誕生」から67年 ロボットは友達か、それとも…

【浪速風】「アトム誕生」から67年 ロボットは友達か、それとも…(4月12日)
【浪速風】「アトム誕生」から67年 ロボットは友達か、それとも…(4月12日)
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産経新聞大阪本社のビルのロビーにロボットがいる。身長120センチほどで、来客に時候のあいさつなどおしゃべりをして、人気者である。各国がしのぎをけずるロボット開発だが、ヒト型は日本の独壇場と言っていい。研究者たちが「鉄腕アトムをつくれ!」を合言葉にしてきたからだ。

▶アトムは昭和26年4月に少年漫画誌で「アトム大使」としてデビューした。「10万馬力」や空を飛ぶ姿にワクワクしたが、なにより感情を持つロボットなのが魅力だった。テレビアニメの主題歌には「心やさし ラララ 科学の子」(谷川俊太郎作詞)。手塚治虫さんは人間と共存できるロボット性善説だった。

▶世界の考え方は違うようだ。SF作家のアイザック・アシモフは「人間に危害を加えてはならない」「あたえられた命令に服従しなければならない」など「ロボット工学3原則」を発表している。介護の分野などでお世話になることが増えるロボットは、友達であってほしい。