レスリング

伊調選手へのパワハラを認定、栄和人選手強化本部長は辞任

 22年の広州アジア大会の女子代表選考をめぐっても、明確な理由なく伊調選手を代表から外したこともパワハラと認定された。

 第三者委員には、検察官出身の有田知徳氏ら3人の弁護士が選任され、伊調選手や田南部氏、栄氏らからの聞き取り調査を行っていた。

 協会は告発状が出された当初、パワハラの存在を否定していたが、理事会の後に記者会見した福田富昭会長は「レスリング協会の代表として、伊調選手とコーチ、関係者に深くおわびする」と陳謝した。

 協会は今後、内閣府とも協議し、常務理事である栄氏に対して処分を検討。再発防止策の策定、選手選考過程の透明性の確保、組織運営に第三者を加えるなど組織改革に取り組む考えを示した。

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