「ニコニコ超会議」でタマネギ小屋再現へ 洲本市「400個使い本物見せる」

淡路島ではおなじみのタマネギ小屋を幕張メッセに再現するという
淡路島ではおなじみのタマネギ小屋を幕張メッセに再現するという

 洲本市は28、29日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるイベント「ニコニコ超会議2018」に出展し、会場に高さ3メートルのタマネギ小屋を再現する。市の担当者は「普通のことをやっても目立たない。そこそこではダメで、『そこまでやるか』でちょうどいい」とインパクトのある展示で市の物産などをPRする。

 ニコニコ超会議はインターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」のすべてを地上に再現する-をコンセプトに開催されるイベントで今年で7回目。昨年は2日間で15万人を動員したという。NTTや三井住友銀行といった大手企業からゲーム、アニメ、鉄道、囲碁・将棋など多彩なジャンルの団体がブース出展やステージイベントなどを展開する。

 自治体では岩手県などが出展しているが、昨年、市町村で唯一参加した洲本市は市を紹介するVR(バーチャルリアリティー)映像や市出身のゲームデザイナー堀井雄二氏のサインやドラクエグッズの展示、タマネギの無料配布などを行った。

 2度目の今回の展示を検討した結果、関東の人はタマネギ小屋を見たことがないため現物を見てもらおうと、高さ約3メートル、横約2・4、幅約1メートルの巨大タマネギ小屋を再現することになった。約400個のタマネギをつり下げて淡路島の風景を再現。乾燥、完熟させることで甘さが増す淡路島タマネギのおいしさの秘密を伝えるとともに、来場者にタマネギを抜き取ってもらうことも計画している。

 同市魅力創生課の塩寺肇室長は「2日間で15万人も集まるイベントはあまりない。面白いものをやる方がインパクトがある。本物を見せることで洲本市を知っていただきたい」と意気込んでいる。

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