日本相撲協会の対応には、相撲ファンからも疑問の声が相次いだ。
5日、兵庫県姫路市で行われた春巡業を見に来た同市のパート女性(51)は、「女性差別的な感じを受けた。伝統を守ることも大事だけど、時と場合による」と批判。
同県加古川市の無職女性(69)は「今の時代は男女平等といわれているんだから、協会は柔軟に考えてもいいのでは」と話した。
「同じ場所であいさつすべきだ」
6日に春巡業が行われる同県宝塚市では、中川智子市長があいさつのため会場を訪れる予定。協会によると、開催地の首長が女性の場合は「土俵脇などからあいさつをお願いしている」という。
産経新聞の取材に、中川市長は「首長のあいさつは男女を問わず同じ場所ですべきであり、土俵上であるかどうかは別として、平等に同じ対応を徹底してほしい」とコメントした。